🌼例年の見頃 2月下旬〜3月中旬 🌼写真:京都フリー写真素材
キモノレンタルとオムスビのお店 WA・KKAの「京都・梅の名所|着物散策ガイド」Vol.3は、京都府城陽市にある梅の名所「青谷梅林(あおだにばいりん)」のご紹介です。
青谷梅林の歴史は、鎌倉時代の末期にまで遡ります。梅の栽培地として開墾された場所でしたが、江戸時代に入ると、その美しい景観が広く知られるようになり、多くの人々が訪れるようになりました。 青谷梅林の梅は、白梅や紅梅など、様々な種類の梅の花を楽しむことができます。特に、約10ヘクタールという広大な敷地に、約1万本の梅の木が植えられている景色は圧巻。また、梅の花だけでなく、周囲の自然環境も豊かで、四季折々の風景を楽しむことができます。
おすすめ! 着物で撮影はここ
青谷梅林を着物で散策しながら、梅の花を背景に映え写真を撮影するなら「梅林の中の小道」が、おすすめです。 小道は、梅の木に囲まれているので、様々な角度・アングルで背景に梅の花を撮り込むことが可能。さらに、梅林だけでなく、遠くの山々を一緒に写真に収めるなど、背景の風景を取り入れることで、より雰囲気のある写真になります。
青谷梅林について
青谷梅林は、鎌倉時代の末期に、梅の栽培地として開墾されたのが始まりとされています。江戸時代に入ると、その美しい景観が広く知られるようになり、多くの人々が訪れるようになり、明治時代には、梅林の規模が拡大され、現在のような広大な梅林となりました。また、この時期には、与謝野晶子など、多くの文人墨客が青谷梅林を訪れ、その美しさを歌に詠んでいます。
青谷梅林の梅まつり
青谷梅林では、例年2月下旬から3月中旬にかけて梅の花が見頃を迎えるのに合わせて「青谷梅林梅まつり」が開催されます。 期間中は、梅林内の自由散策、特産品(梅干し、梅酒、梅加工品など)の販売、飲食店の出店(梅うどん、地元料理など)やイベント(期間中の土日祝を中心に様々な催し物あり)が開催されます。
宗良親王の歌
鎌倉時代後期から南北朝時代にかけて活躍した二条派の代表的な歌人で、後醍醐天皇の皇子である「宗良親王(むねよししんのう)は、青谷梅林を訪れた際に、歌を詠みました。 「風かよふ 綴喜の里の 梅が香を 空にへだつる 中垣ぞなし」 この歌は、青谷の里に吹く風に乗って梅の香りがどこまでも広がり、空を隔てる垣根もないほどである、という情景を詠んだものです。 宗良親王は、この歌を通して青谷の梅の香りの素晴らしさを表現しました。
アクセス情報
- 所在地:京都府城陽市青谷
- 交通手段:JR奈良線「山城青谷駅」から徒歩約20分、または京阪宇治バス「青谷」下車すぐ
- 駐車場:あり
- 公式サイト: https://www.joyo-kankou.jp/
青谷梅林へは、JR奈良線「山城青谷駅」から徒歩約20分、または京阪宇治バス「青谷」下車すぐと、アクセスも便利です。また、駐車場も完備されているので、車で訪れることも可能です。
青谷梅林の梅の見頃
青谷梅林の梅の見頃は、例年2月下旬から3月中旬頃です。この時期には、白梅や紅梅など、様々な種類の梅の花が咲き誇り、梅林全体が華やかな雰囲気に包まれます。 城陽市観光協会の公式サイトでは、青谷梅林の梅の開花状況やイベント情報などを確認することができますので、ぜひチェックしてみてください。