キモノレンタルとオムスビのお店 WA・KKAの京都・桜の名所 着物散策ガイドVol.3は、修学旅行で定番の「清水寺」です。
清水寺は、京都市東山区にある、北法相宗の寺院。創建は778年と大変古く、1994年には「古都京都の文化財」として世界遺産に登録されました。
清水寺は、春にはソメイヨシノやヤマザクラなど約1500本の桜が咲き誇り、その美しい景観は多くの人々を魅了しています。特に、清水の舞台から見下ろす桜の景色は圧巻で、まさに絶景と言えるでしょう。また、境内には音羽の滝や三重塔など、歴史的建造物も数多く存在し、桜の美しさをさらに引き立てています。
おすすめ! 着物で撮影はここ
清水寺を着物で訪れたら「仁王門周辺」「三重塔」「音羽の滝」「錦雲渓」「子安の塔」「清水の舞台」で、桜の花と一緒に映え写真を撮ってはいかがでしょうか。
仁王門周辺
仁王門周辺は、桜並木が美しく、着物姿で散策するのにぴったりです。仁王門の門越しに桜を背景にすると、奥行きのある写真になります。門の朱色と桜の淡いピンク色の美しいコントラストを活かした映え写真も、ぜひ撮ってください。また、仁王像と桜を組み合わせた迫力のある写真も撮影できます。
三重塔周辺
三重塔は、特に写真映えするスポットです。朱塗りの塔と桜のコントラストは、息をのむ美しさ。三重塔と桜を背景に様々な角度から撮影、真下から見上げるアングルで塔の迫力と桜の美しさを同時に感じられる背景にする、少し離れた場所から塔全体と桜の風景をバランスよく捉えるなど、撮り方次第でイメージの異なる撮影が楽しめます。
音羽の滝周辺
音羽の滝周辺は、緑豊かな自然と桜が調和した美しい場所です。滝と桜を一緒に写真に収めることで、清涼感あふれる写真が撮れます。特に、滝にかかる桜や、滝壺に映る桜は、写真映えする構図。音羽の滝周辺の桜は、滝の飛沫や光の加減によって、様々な表情を見せてくれます。また、桜に囲まれたような写真も撮影できるのも嬉しいポイントです。
錦雲渓周辺
錦雲渓には散策路が整備されているので、桜を楽しみながら散策・撮影ができます。特に、音羽の滝周辺から三重塔へと続く道は、桜並木が続く映えスポットの一つです。
夜間にはライトアップされ、昼間とは違う幻想的な雰囲気を楽しめます。
子安の塔周辺
子安の塔は、清水寺の境内の南側に位置しています。音羽の滝から錦雲渓を渡り、本堂に向かう途中の小高い丘の上にそびえ立っています。
子安の塔から清水の舞台を見上げるようなアングルで、桜と一緒に撮影できる絶好の映えスポットです。
清水の舞台
言わずと知れた清水寺のシンボルである「清水の舞台」からは、桜で覆われた境内を一望できます。舞台から見下ろす桜の景色は圧巻で、写真撮影には絶好のロケーションです。舞台から上手に桜の花が背景に入る位置で撮影してください。
清水寺について
清水寺は、778年に賢心という僧侶によって開創されたと伝えられています。創建当時は法相宗の寺院でしたが、後に北法相宗に改められました。清水寺は、創建以来、何度も火災に見舞われましたが、その度に再建され、現在の建物は、江戸時代に再建されたものです。
清水寺は、観音霊場として多くの人々の信仰を集めており、特に「清水の舞台」は、その独特な構造と美しい景観から、多くの人々を魅了しています。
仁王門
清水坂を上りきった清水寺の境内入口にある朱塗りの大きな門が「仁王門」です。仁王門は、 三間一戸、入母屋造りの楼門で、左右に二体の仁王像が安置されています。創建は不明ですが、現在の門は室町時代の1500年前後に再建されたもので、高さ約14メートル、幅約10メートルと、堂々とした風格。左右の仁王像は、高さ約3.6メートルもの大きさです。
三重塔
清水寺の三重塔は、平安時代の初期、847年に桓武天皇(かんむてんのう)の皇子である葛井親王(ふじいしんのう)によって建立されたと伝えられています。現在の塔は、1632年に再建されたものです。高さ約31メートルで、日本国内にある三重塔の中でも最大級の大きさ。全体が鮮やかな朱色で塗られており、塔の内部には、極彩色の装飾が施され、その美しさは息をのむほどです。
子安の塔
清水寺の子安の塔は、安産祈願の霊場として知られる歴史ある塔です。聖武天皇(しょうむてんのう)と光明皇后の祈願所として創建されたと伝えられています。現在の建物は1500年に再建されたもので、高さ約15メートルです。
アクセス情報
- 所在地:京都市東山区清水1丁目294
- 交通手段:京都市営バス「清水寺」下車、徒歩約10分
- 駐車場:あり
- 公式サイト: https://www.kiyomizudera.or.jp/
清水寺へは、京都市営バス「清水寺」下車、徒歩約10分です。
清水寺の桜の見頃
清水寺の桜の見頃は、例年3月下旬から4月上旬頃です。この時期には、ソメイヨシノやヤマザクラなど、様々な種類の桜が咲き誇り、境内全体が華やかな雰囲気に包まれます。 また、夜にはライトアップもされますので、ぜひ、着物で散策を楽しんでください。2024年のライトアップ期間は3月23日(土)~4月14日(日)、日没~21:30(21:00受付終了)でした。 詳しい情報は公式サイトで事前に確認しましょう。
Photo:京都の桜写真