キモノレンタルとオムスビのお店 WA・KKAの京都・桜の名所 着物散策ガイドVol.4は、「高台寺(こうだいじ)」です。
高台寺は、豊臣秀吉の正室である北政所「ねね」が、秀吉の菩提を弔うために建立した寺院です。境内は美しい庭園や竹林で知られていますが、春には桜の名所としても多くの人が訪れます。
特に、方丈前庭(ほうじょうまえにわ)に咲き誇る大きな枝垂れ桜は、高台寺のシンボルの一つとなっています。この桜は、江戸時代から植えられてきたもので、現在では4代目の桜です。
おすすめ! 着物で撮影はここ
高台寺で桜の花の写真を撮る際、特におすすめの場所は「臥龍廊(臥龍廊)」「臥龍廊(がりょうち)」「竹林の小道」です。
臥龍廊と桜
高台寺のシンボルとも言える臥龍廊は、桜の時期には特に美しい撮影スポットとなります。廊下全体を桜で覆うような構図したり、廊下の一部を切り取って桜とのコントラストを強調したりするなど、様々な構図で撮影してみましょう。
方丈前庭の枝垂れ桜
高台寺のシンボルである枝垂れ桜は、その美しい姿を様々な角度から写真に収めることができます。
臥龍池と桜
臥龍池に映る桜の姿は、まるで絵画のような美しさです。
竹林の小道と桜
青々とした竹林と桜の組み合わせは、京都ならではの風景です。桜と竹林を背景に、和の雰囲気を写真に収めましょう。
高台寺の庭園には、様々な種類の桜が植えられています。 池に映る桜や、石灯籠と桜の組み合わせなど、庭園ならではの風景を背景に撮影してください。
広角レンズを使うと、風景全体を広く写すことができます。望遠レンズを使うと、桜の花を大きく写すことができます。また、絞り優先モードで撮影すると、背景をぼかして、着物と桜を際立たせた映え写真も撮れるでしょう。
高台寺について
高台寺の正式名称は「高台寿聖禅寺(こうだいじゅしょうぜんじ)」で、臨済宗建仁寺派(りんざいしゅうけにんじは)に属しています。
境内には、秀吉とねねが暮らした伏見城から移築されたとされる茶室や、美しい庭園など、数多くの見どころがあります。また、高台寺蒔絵と呼ばれる漆工芸品も有名で、その技術の高さは必見です。
方丈前庭
方丈前庭は、国の名勝にも指定されている、水を用いずに、白砂や石、植物などで山や水などを表現した庭園・枯山水庭園(かれさんすいていえん)です。白砂と二つの立砂、そして石組みによって構成されており、シンプルながらも奥深い景観を作り出しています。
庭園全体に敷き詰められた白砂は、光の反射によって明るく、清々しい印象を与え、白砂の上に作られた二つの立砂は、それぞれ異なる形をした、庭園のアクセントです。
随所に配置された石組みは、山や滝などを表現しており、立体感を生み、背景には、東山の緑が広がり、借景として取り入れられています。
臥龍廊
臥龍廊は、龍の背のように斜面を上る廊下で、その名の通り、龍が臥せているような姿から名付けられました。緩やかな曲線を描きながら斜面を上っていくため、その美しいシルエットが特徴的です。周囲の自然と調和し、美しい景観を作り出します。
臥龍廊は、伏見城から移築されたと伝えられており、桃山時代の建築様式を今に伝える貴重な建造物です。
臥龍廊からは、高台寺の境内や京都市内を一望でき、桜の時期には、桜と臥龍廊が織りなす絶景を楽しむことができます。
臥龍池
臥龍池は、高台寺の境内奥、開山堂(かいざんどう)から霊屋(おたまや)へと続く道沿いにあります。周囲の木々や建物と調和し、湖面に景色が映り込む、幻想的な雰囲気を醸し出す映えスポットです。
アクセス情報
- 所在地:京都市東山区高台寺下河原町526
- 交通手段:京都市営バス「高台寺」下車、徒歩約5分
- 駐車場:あり
- 公式サイト: https://www.kodaiji.com/
高台寺へは、京都市営バス「高台寺」下車、徒歩約5分です。
高台寺の桜の見頃
高台寺の桜の見頃は、例年3月下旬から4月上旬頃です。この時期には、枝垂れ桜をはじめ、様々な種類の桜が咲き誇り、境内全体が華やかな雰囲気に包まれます。
夜間拝観は、2025年3月14日(金)~5月6日(振休)で、 17:00~21:30受付(閉門22:00) です。ライトアップもありますので、夜の高台寺も楽しんでください。
高台寺は拝観料が大人600円、中高生250円となっています。
Photo:京都の桜写真